通勤特急らくラクやまと号の簡単な解説
◆ 新大阪~奈良を大阪・関西本線経由で結ぶ通勤特急。2024年3月改正で登場。既に存在していたらくラクはりま、びわこエクスプレスから改名して同時に登場したらくラクびわことともに「らくラク~」シリーズを形成する。
天王寺~奈良間は快速並みにそこそここまめに停車することからすると、速達性重視というよりは着席保証重視の列車とみることができそうだ。3両編成で287系を使用する。同改正時に大和路快速に「うれシート」という指定席サービスが導入されるが、奈良方面から大阪方面への一方向だけの設定であり、なおかつ1列車あたり20席しかないため、利便性でらくラクやまとの方が優位に立つ。
新大阪からの速達性に注目するなら臨時特急まほろば号(おおさか東線経由)の方が10分以上早いので、新幹線乗り換えで奈良へ向かうにはそちらの方が有利だ。もっとも、運転される時間帯に大きな違いがあるが。
通勤特急らくラクやまと号愛称幕
通勤特急らくラクやまと号に使用する287系は先頭には列車名の表記がないが、乗降口付近にトレインマークを表示する愛称幕がある。音符を模したような形とらくラクの頭文字「R」を組み合わせた軽やかな雰囲気のデザインが白地にグリーンの濃淡で示されている。