⇒ 快速わかとりライナー号のデータファイルはこちら
快速わかとりライナー号のプチストーリー
◆ 鳥取~米子を結ぶ快速列車としてキハ58系を使用して1985年3月~1994年12月まで活躍したわかとりライナー。この「わかとり」という名称は1985年9月に開催された「わかとり国体」とリンクしたもので、開催の半年前からというタイミングでPRをかねていたと思われる。なお、時を同じくして山陰本線西部に快速しまねライナーが登場している。実はその両列車には共通点がある。
不思議なことにその当時の時刻表をひもといてみても「わかとりライナー」という愛称は見当たらないのだ。いずれも非公式の愛称という理解で間違いないだろう。また、しまねライナーとの連続運転(ヘッドマークのみ交換)も行われていた。
運転形態も興味深く、関西・岡山方面につながる特急あさしお号・急行砂丘号などの末端区間として連続運転で設定されたりもしていた。やがて1994年12月に、わかとりライナーのうち速達版の愛称を正式名として「とっとりライナー」に変更し、その他の快速の愛称はそこで消滅したようだ。
快速わかとりライナー号のヘッドマーク
大きく羽を広げる鳥のイラストがダイナミックに描かれ、実に3分の2ほどの面積を占めている。脇に小さく雲が添えられているのも山陰らしさが感じられて面白い。
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1985年3月14日
【HM引退】1994年12月2日
【HM使用期間】9年8か月