⇒ 特急ゆふいんの森号のヘッドマーク事典はこちら
特急ゆふいんの森号のプチ・ストーリー
◆ 博多~大分 間を鹿児島本線・久大本線経由で結ぶ特急列車として1989年から現在に至るまで運転されている特急ゆふいんの森号。
当初はキハ58系・65系から改造されたキハ71系のみ使用していたが、1992年~1999年に掛けては「オランダ村特急」で使用されたキハ183系1000番代(現在は特急あそぼーい!号に使用)を「ゆふいんの森Ⅱ世」号として充当した。
さらに、後にはにキハ72系という新形式の車両を新造して、需要増に応えている。はっきりと「到達速度より観光目的」を打ち出しており、利用者のニーズにもかなっているようだ。2015年夏からはキハ72形の編成に1両増やし、5両編成での運転を開始した。高い人気は相変わらずのようだ。
2014年12月27日からは、キハ71形をも含む特急ゆふいんの森号の全列車を対象に車内Wi-Fiサービスも開始。タブレットやスマホを手に旅行する人たちの利便性が向上する。車両ごとに異なるSSIDを選択して、Wi-Fiへ接続できる(通信範囲は1両単位)。フリーアクセス方式でパスワードの入力は不要だ。
同じ区間には特急ゆふ号も走っている。また、運転経路は異なるが、同じ駅間を結ぶその他の特急として特急ソニックがあり、そちらの方が所要時間も短い。 ***画像提供:koganeturbo様
◆特急ゆふいんの森号のトレインマーク
・特急ゆふいんの森号専用車両のキハ71系・キハ72系の各気動車にはトレインマークの一種、ヘッドエンブレムが取り付けられている。ブロンズ調のお洒落 な印象のエンブレムは確かにこの車両及び「ゆふいんの森号」のスペシャル感を高めてくれる、グッドアイテムのひとつだと言えるだろう。
通常なかなか気づかない点だが、当初から活躍しているキハ71系のエンブレムと追加投入されたキハ72系のエンブレムは形状が異なり、ほぼ楕円形で構成されているのがキハ71系、左右に★印がついているのはキハ72系のものである。