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お座敷列車・ゆとり号
◆1997年からJR東日本・東京支社のお座敷車両として活躍したジョイフルトレイン。尾久車両センター所属の14系客車・6両編成で、欧風個室客車であった「サロンエクスプレス東京」を和式車両にリニューアルして登場した。サロンエクスプレス東京の時代から1両減らされて編成が構成されていた。和風に改造されて11年経過した2008年に引退した。
団体列車のみならず、臨時列車でも「ELSLお座敷ゆとり」・「お座敷ゆとり水上」・「お座敷ゆとり碓氷」など、高崎線方面での活躍が多かったようだ。
お座敷列車・ゆとり号のトレインマーク
欧風客車から和風のお座敷客車に転身したとあって、ヘッドマークもイメージを大きく方向転換したものとなった。
車両の外装には目立った変更がなかったため、外から見た感じは改造後もサロンエクスプレス東京のイメージが抜けにくかったが、ヘッドマーク・テールマークを見ると「和風化改造を受けたことを思い出す」といった感覚の人も少なくなかっただろう。
車両は2008年3月9日をもって引退したが、尾久車両センターではその後も約7年にわたってスロフ14-701・702の2両がそのまま留置されているのを見ることができた。
ついに廃車回送!
2015年7月、ついに廃車となるべく長野への回送が行なわれた。ジョイフルトレインの先駆けだけあって、今後の処遇が気になっていたが残念な結果となったようだ。