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寝台特急北陸号◆ヘッドマーク&テールマーク事典

特急北陸号ヘッドマーク(波あり) ひ~ほ
特急北陸号ヘッドマーク(波あり)
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寝台特急北陸号のプチ・ストーリー

◆ 上野~金沢を結ぶブルートレインとして14系寝台客車を使用して上越線経由で2010年3月のダイヤ改正まで運転していた寝台特急北陸号。北陸新幹線の開業までは現役のままで走り続けていてくれるものと多くのファンが信じて疑わなかったが、非情にもその時を待たずして廃止された。489系ボンネット型を使用していた夜行急行能登も同時に臨時化された。寝台特急北陸号EF64

2014年3月に臨時列車化された寝台特急あけぼの号と同様、EF64およびEF81が最終的な牽引機関車だった。

◆寝台特急北陸号のトレインマーク

寝台特急北陸号は、決して華々しく注目を集めてきたブルートレインではないと思うけれど、希少になった夜行列車、とりわけブルートレインとして注目されてきた。

特急北陸号ヘッドマーク(波あり)

特急北陸号ヘッドマーク(波あり)

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)

廃止直前は金沢~長岡はEF81、長岡~上野はEF64 1000番代が用いられ、この波しぶきが上がっているトレインマークが先頭を飾った。しかし・・・

興味深いことに、この断崖にむかって水しぶきが上がっているマークと平穏な水面のマークの2種類が存在したようで、テールマークにおいては平穏な水面のみが採用されていた。デザインは北陸地方最大の難所だったことで知られる「親不知(おやしらず)」の断崖絶壁を図案化したものだという。

特急北陸号ヘッドマーク(波なし)

特急北陸号ヘッドマーク(波なし)

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1985年3月14日
【HM引退】2010年3月13日
(最終運転到着日)
【HM使用期間】25年0カ月

20系客車をかなり遅い時期(1978年10月)まで使用した定期列車の寝台特急としても知られる。寝台特急北星と並び、寝台特急あけぼのに次ぐ2番目である。しかし、イラストテールマークがブルートレインに一斉採用されたのが1979年7月なので、その第一期には間に合っている。そのようなわけで、14系客車に文字マークで活躍していた時期が非常に短く、その写真があればレアものということになるだろう。

特急北陸号テールマーク

特急北陸号テールマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1979年7月1日
【HM引退】2010年3月13日
(最終運転到着日)
【HM使用期間】30年8カ月

過去にはEF58が牽引していた時代もあった。

寝台特急北陸号にまつわるその他のマーク

★シャワールームのマーク

寝台特急北陸号シャワールームのマーク

寝台特急北陸号シャワールームのマーク

寝台特急にシャワールームが設置されるようになったのは1980年代終盤。したがって、14系や24系などいわゆる「第2世代」ブルートレインの期間の後半はシャワーが珍しいものではなかった。

とはいえ、このマークはそれらの多くに普及することなく、おそらくこの寝台特急北陸用の14系にのみ見られたようだ。

◆寝台特急北陸号の画像

画像提供:YOMPAQ様 ・K-Office様・kogane-turbo様(無断使用・転載 厳禁です)
・この列車に使用した車両は分散電源方式の14系。20系を使用していた時代もあったが、短い間だった。寝台特急北陸・冬
早い時期からA寝台個室のシングルデラックスや、B寝台個室のソロが設定されたりして、旅行者の多様化するニーズに応えてきた寝台特急ではあるが、長く存続してこられた理由は「北陸新幹線建設の遅れ」だろう。ここまで存続してきたのなら北陸新幹線の金沢開業まで残るだろうと予想していただけに思っていたより早すぎる廃止がとても残念だった。

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