エコー電車のプチ・ストーリー
◆ 国鉄末期に全国の地方都市部で展開が進んだシティ電車化の一環として、長野地区でも1985年3月改正時から「エコー」シリーズが設定された。あずみのエコー、ミニエコーなどが知られているが、この「エコー」は115系を使用して長野~上田・軽井沢を結んでいたものだ。30分~40分間隔で運転することや特急あさまへの接続を考慮した設定になっていたことで、需要の開拓に貢献した列車である。
エコー電車のヘッドマーク
【エコー】という言葉には、こだま、反響、やまびこといった意味がある。山岳地帯を多く含んでいる信州にあってとてもしっくりくる愛称と言えそうだ。そして、反響する音と同じように何度も行ったり来たりするイメージで、定時運転、都市型ダイヤを表すのにもピッタリだった。
ヘッドマークは115系の貫通扉部分に収まるように取り付けられた。円形でなく四角なので非常におさまりが良く、扱いやすかったのではないかと思う。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には エコー電車のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。