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日光線についてのプチ・ストーリー
◆ 栃木県のみを走る日光線。県庁所在地の宇都宮駅と県内随一の観光都市・日光を結ぶ、40.5kmの単線区間だ。現在では優等列車の設定がなく、どちらかといえば通学路線となっている。
過去には急行日光といった優等列車が首都圏と日光を「日光線経由」で結んでいたが、現在は時間短縮を重視して特急日光・特急きぬがわ(スペーシアきぬがわ)が東北本線・栗橋以北は東武日光線に乗り入れており、結果としてJR日光線はすっかりローカル線のような雰囲気だ。とはいえ、朝夕の時間帯は混雑が激しいため、2両編成の107系の後継として4両編成の205系が投入された。そして、2022年、新製のE131系が活躍を始める。
日光線の車両は、ステッカーデザインも面白いが、方向幕の文字に使われるフォントも独特のものが用いられており、それを見るだけでも楽しい。
画像提供:歩王のれっつらご~
日光線のロゴマーク・デザイン
日光線には何種類かのステッカーデザインがみられる。その一部をここでご紹介したい。
まず、マークの上半分には日光駅をかたどったデザイン。ネオ・ルネサンス様式のハーフティンバー様式・木造洋風建築2階建ての日光駅は関東の駅百選にも入っているおしゃれな駅。その姿をモノトーンで描いているところに日光線の誇りを感じる。
そして、下半分に描かれているのは、日光の超有名観光ポイントの一つである華厳の滝(けごんのたき)。その落差の大きい滝の壮大さを表したものと思われる。
このようにして、2つのイラストを組み合わせて、その中央にブルーを帯状に配して英字でNikko Lineと書かれたステッカーが車両に貼られている。
それぞれのイラストが独立したステッカーも見られる。この華厳の滝、日光駅の他にも日光街道やニッコウキスゲ、神橋などがあるようだ。