釧網本線のプチ・ストーリー
◆ 釧網本線はJR北海道の東部路線で、釧路と網走を結ぶ路線として営業されている。根室本線・東釧路駅からの分岐となるため釧路~東釧路間は花咲線と重複する。ローカル線ではあるが沿線には数多くの観光資源がある。
とりわけ有名なのは釧路川を中心として広がる釧路湿原だ。広大な自然を満喫できるエリアとして高い人気を誇り、「釧路湿原ノロッコ」号が運行されている。
もう一つの大自然の観光資源と言えば「流氷」だ。「流氷物語」号という列車が2月を中心に運転されるのが恒例行事となっている。浜小清水駅または北浜駅にて駅のホームから流氷が広がる景色を見ることができるのはこの上ない贅沢体験と言えるだろう。
快速しれとこ号から愛称変更して今も走る列車が快速しれとこ摩周号だが、観光エリアを盛り込みすぎな印象の愛称だ。とはいえ、インバウンド需要などを考えると、それくらいわかりやすくしてあげることも必要なのかもしれない。「知床半島」・「摩周湖」、どちらも道東を代表する観光スポットである。
過去には摩周&川湯温泉足湯めぐり号という列車もあった。川湯温泉・摩周温泉それぞれの足湯を楽しむ時間を設けていたユニークな列車だった。
釧網本線のロゴマーク
上述の通り、釧網本線沿線は大自然の観光資源に満ちている。
その中でもやはり釧路湿原やその周辺で見られる丹頂鶴(タンチョウヅル)はとりわけ素晴らしい。2羽でダンスする姿がロゴマークに大きく描かれている。
手前に咲いているのはエゾスカシユリであろう。小清水原生花園など、エゾスカシユリがエゾキスゲや他の花々とともに咲き乱れている様子を見ることができるが、代表格としてここに描かれている。
残念ながら現在は貼られていないようだが、旅行者の観光気分を盛り上げてくれる素晴らしいデザインだったと思う。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 釧網本線のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。