特急あさぎり号◆ヘッドマーク事典 | HM事典新館
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特急あさぎり号◆ヘッドマーク事典

特急あさぎり号のヘッドマーク
特急あさぎり号のヘッドマーク
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特急あさぎり号のプチ・ストーリー

◆特急あさぎり号は新宿~沼津間を小田急線・JR御殿場線経由で結んでいた特急列車。末期は小田急のMSE車両がすべて運用に就くようになり、御殿場までの運転となっていた。

小田急60000系あさぎり号流線型

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2012年3月までは相互直通運転で小田急とJR東海の両社のあさぎり号専用車両が使用されてきた。JR東海は371系、小田急は20000形車両。その昔は小田急SSEが使用されて急行として運転されていた頃もあった。

ちなみに、特急あさぎり号用として2012年3月まで使用されていた小田急20000形RSEロマンスカー車両のうち1編成とJR東海371系車両が富士急行に譲渡され、富士急行線大月~河口湖間を結ぶフジサン特急の置き換えと、富士山ビュー特急という観光列車として活躍し、新天地でもタッグを組んでいる。

***画像提供:kogane-turbo様・他

◆特急あさぎり号の愛称が消滅して特急ふじさんに変更!

2018年3月17日のダイヤ改正で、特急あさぎりの愛称を止め、特急ふじさん(ひらがな書き)に変更された。変更の理由としては「富士山方面へダイレクトな運行をわかりやすく、また、増加する訪日外国人旅行者にも移動手段として選択いただけるように」という意図の様だ。確かに、富士山に向かう列車として真っ先に思い浮かぶかと言われるとそうではないだろう。また、外国人旅行者にとっての知名度で朝霧高原が富士山に勝ることなどありえない。観光移動需要の発掘には一番手っ取り早い手段だと言えるかもしれない。

しかし、ファンの視点で見ると急行あさぎり時代から数えても半世紀に達しようかという列車名が、列車そのものの廃止もないのに姿を消すのは大変さびしいものである。

◆特急あさぎり号のトレインマーク

特急あさぎり号トレインマーク

特急あさぎり号ヘッドマーク

特急あさぎり号に小田急20000形とJR東海371系が使用されていた時代、371系にのみこのイラスト・トレインマークが表示されていた。一方の小田急20000形車の方のトレインマークはLEDによる列車名のみの表示であり、同じ特急あさぎり号でありながら、共通点の薄い列車のような印象を受けた。

◆特急あさぎり号の画像

特急あさぎり号MSE
JR東海の371系は東海道新幹線のカラーリングに似ていて、ダブルデッカー車両もあり、何かと人気が高い車両だったようだが、高度な列車運行システムに対応していない部分があったため、相互乗り入れ運用からの早すぎる引退を招いたようだ。代わって、MSEの愛称で知られる小田急の特急車両が運用に就いている。流麗なスタイルで違和感は感じないが、トレインマークがイラストでなくLEDで列車名のみなのはやはり寂しい。

現在運用に就く小田急60000系は、流線型の先頭車両と中央に貫通扉を持つ切妻型の2タイプの先頭車両がある。ボディーサイドの愛称表示器はLEDが採用され、列車名だけでなく号数まで表示している。この車両はいくつかの愛称の列車運用に就いているので、こうして誤乗車をなくすために一工夫しているのはとても良いと思う。

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