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特急オホーツク号◆ヘッドマーク事典(2024-02)

特急オホーツク号キハ82系ヘッドマーク い~お
特急オホーツク号キハ82系ヘッドマーク
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特急オホーツク号のプチ・ストーリー

◆ 札幌~網走を結ぶ特急として現在もなお運転されている特急オホーツク号。札幌~旭川間では特急カムイ号・特急ライラック号と区間が重複している。2017年3月4日ダイヤ改正からは札幌~旭川間をライラック・カムイに分離した特急大雪と直通の特急オホーツクというすみ分けとなり本数が減った。特急オホーツク号7

愛称について特筆すべき点は、ロシア語から採られている唯一の例がこのオホーツクだということ。特急おおとり号の系統整理や急行大雪号などからの格上げによって夜行列車までファミリーに加わり、勢力を増した時期もあったが、夜行廃止後は長い間「現状維持」を保ち、国鉄時代から変わらないキハ183系気動車、しかもスラントノーズの車両が日常的に使用されてきた。はっきり言えば、やや時代に取り残された感がある列車とも言える。

◆特急オホーツク号のトレインマーク

世界遺産でもある、秘境の地・知床への玄関口である網走と北海道庁札幌を結ぶ特急であり、トレインマークのデザインにも知床半島の姿が描かれている。また、オホーツク海の冬の風物詩ともいえる流氷をデザインしたトレインマークであり、この地方の魅力をギュッと凝縮した感がある。このマークはキハ183系投入時から2年経過した1982年11月15日ダイヤ改正で使用を開始した。

特急オホーツク号流氷ヘッドマーク

特急オホーツク号流氷ヘッドマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1982年11月15日
【HM引退】1992年3月13日)
【HM使用期間】9年4か月

★ 2022年1月29日からしばらくの間、復刻登板することになった。それは2021年から始まった流氷物語と「オホーツクに消ゆ」のコラボレーション企画の一環で、「当面の間」と発表されている。

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キハ82系用の「裾が絞られたタイプ」は定期列車としては急行大雪号(昼行)からの格上げによる1往復増発の際にキハ82系が一時的に運用に就いたことで存在した。1985年3月14日改正から1986年11月1日改正までの1年7か月ほどの期間だ。その後はキハ183系に統一されたので形状が少し変わった。なお、臨時特急での使用実績は把握できていない。

特急オホーツク号キハ82系ヘッドマーク

特急オホーツク号キハ82系ヘッドマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1985年3月14日(臨時ではもっと前かもしれない)
【HM引退】1986年11月1日
【HM使用期間】1年7か月

現行型のものは「OKHOTSK」という表記の最初の2文字を図案化したもので、あっけないほどシンプルなデザインとなり、イラストが含まれていないのが残念だ。同様のコンセプトでデザインされたスーパーとかち号のヘッドマークに続いて1992年3月ダイヤ改正で登場し、四半世紀が経過した。

特急オホーツク号OK・ヘッドマーク

特急オホーツク号OK・ヘッドマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1992年3月14日
【HM引退】現役
【HM使用期間】現役

特急オホーツク&特急大雪~ちょっと変わった複合型HM~

複合型ヘッドマークと言えば、2つの列車が併結する状況で両方を同時に牽引する機関車が掲げるものという印象があるが、こちらは表示している2つの列車のうちのどちらかで運転するという形態。キハ261系5000番代のHM表示部に外部から貼り付けるステッカータイプのヘッドマークであるため、一定期間の「石北特急」固定運用として使用される。

オホーツク・大雪ヘッドマーク

オホーツク・大雪ヘッドマーク

2024年1月から再びラベンダー編成が使用されているが、LED表示によるヘッドマーク表示が始まり、2020年10月から続いていたこのステッカー式ヘッドマークは見納めとなった。

◆特急オホーツク号の画像集

特急オホーツク号国鉄特急色
・1980年代に北海道の気動車特急の主力車両だったキハ183系を、今日に至るまでずっと使用してきたため、その長い歴史の間にはいろいろなカラーバリエーションも、形式内バリエーションも見られた。
・国鉄色の画像はJR発足後間もない時期のもの。国鉄時代の北海道・地方都市を象徴するような車両のコンビが仲良く並んでいる。キハ183系スラントノーズ車と、おそらくキハ56系気動車だ。網走は夏でもかなり涼しいのか、この撮影日は8月15日だというのに最低気温13度だった。

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