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快速シーハイル両毛号のプチ・ストーリー
◆ 両毛線方面と石打を結ぶ、スキーシーズン専用の快速列車だった快速シーハイル両毛号。愛称の最後に「号」が正式に含まれた時期と含まれなかった時期があるが、ここでは同一列車として扱う。両毛線側の出発点はその時に応じて調整された様だが、栃木、桐生、佐野と変化したが、1998年1月以降の設定では佐野でほぼ定まっていたようだ。一方の石打の方は稀に十日町、六日町に設定変更されていた記録が残っている。
運転開始は1994年1月2日。165系6両編成を使用して1往復の運転だった。快速シーハイル上越号と同時デビューとなり、姉妹列車と言っていいだろう。2003年3月8日の運転までは165系を使い続け、10年間その姿は変わらなかったが、車両の引退を受けて2004年1月10日~2005年3月16日の2シーズンは一般近郊型の115系に変更。以後、設定されることはなかった。
愛称に含まれる「シーハイル」という語は、「スキー万歳!」という意味で、スキーヤーどうしで交わすあいさつの言葉だという。ちなみに、2004年頃まではシーハイル上越号とならんで設定されていて、姉妹列車のような存在だったがこちら、シーハイル両毛号の方が先に姿を消した。
◆快速シーハイル両毛号のトレインマーク
快速シーハイル両毛号にヘッドマークが存在したのかを調べていたところ、不思議なマークが見つかった。その画像をトレースしたものがこちら。
ピンときた方も多いかと思うが、快速シーハイル上越号のデザインを色違いにして名前だけ変更たもの。しかしながら、快速シーハイル上越号のそのマークは特急型の183系を使用した時期のものであり、183系を使用せずに終了したシーハイル両毛号にこのマークが使われた実績はなかったはず。もしも存在するとしたら「用意したけれど使わなかった幻のヘッドマーク」に違いない。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には シーハイル両毛号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。

