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特急おうめ号のプチ・ストーリー
◆ 東京~青梅を結ぶ平日のみ1往復運転の、通勤に特化した特急おうめ号。2019年3月16日ダイヤ改正で登場した列車である。
同区間には従来からE257系などを使用して快速青梅ライナーが設定されていて当日発売のみのライナー券によって着席確保ができていたが、このたび特急あずさ・特急かいじなどに投入された新型車両「E353系」を使用して特急格上げの形となった。
この格上げによって最も大きな変化になるのは1カ月前から予約できるという点。さらには「えきねっとチケットレスサービス事前受付サービス」が導入されることで最大2カ月先まで複数日をまとめて申し込めるようになるのもヘビーユーザーにとって大きな利点だろう。
運転形態は1往復のみ、下り(東京発22:30)上り(青梅発6:16)ということで、まずは利用状況を試験的に見てみるような設定である。これまでの快速青梅ライナーと比較すると、上り列車の本数は変わらないが下り列車が3本設定されていた。このことからすると今後の需要を見極めて増発への流れが見られるかと期待したくなる。
特急おうめ号のトレインマーク
E353系はトレインマークを掲示する設備を持たない車両であり、特急あずさ・かいじとの共通運用であるため特急おうめ号固有のステッカーなども存在しないと思われる。したがって、マークと呼べるものは「E353」の文字をデザイン化した形式ロゴマークのみである。
車両前面にあるものは背景が黒で文字の大半が白系、車両側面にあるものはその反転の配色となっている。「E」の文字の上半分のみが車両のアクセントカラーである「紫(あずさバイオレット)」を採用している。