⇒ 特急おはようエクスプレス・おやすみエクスプレスのデータファイルはこちら
特急おはようエクスプレス・おやすみエクスプレスの簡単な解説
◆ 敦賀~金沢を結ぶホームライナー的列車、特急おはようエクスプレス。2019年3月ダイヤ改正で福井~敦賀間が延伸された。これまで、運転区間だけを見ると特急ダイナスターと何が違うのか?と感じるところだったが、こちらは全車自由席のリーズナブルな速達列車に徹した役割だ。
2015年の北陸新幹線金沢開業までは福井から富山、泊から金沢を結ぶ特急列車として運転されてきた。後述のおやすみエクスプレスと共に、特急サンダーバードや特急しらさぎの車両、「増結用3両」の間合い使用で運転している列車だ。過去には七尾線・七尾駅から金沢への列車も設定されていた。運転開始は2001年10月1日。
◆ 金沢から敦賀を結ぶ特急おやすみエクスプレス。1日に上り1本だけの設定となっている。おはようエクスプレスと同様、2019年3月改正で敦賀~福井間が延伸された。
運転開始は2003年3月13日。おはようエクスプレスと同様、間合い使用で設定され当面のところ運転継続となっている。こちらもやはり、全車両自由席の設定である。
◆特急おはようエクスプレス・おやすみエクスプレスのトレインマーク
おやすみエクスプレスの方は、ちょっとしたワンポイント的なものだがイラストが入った愛称幕となっていて、れっきとしたトレインマークの一種となっている。こうした試みをもっとすればいいのにと思う。単なる移動手段としての特急列車から「愛され、あこがれられる乗り物」へともっと変貌できるのではないだろうか。
◆特急おはようエクスプレス・おやすみエクスプレスの画像
使用する681系・683系車両には国鉄型特急車両のような前面のトレインマークはない。その代わりに、1両1両の入り口近く(例外あり)に表示される、列車名だけを表示する愛称幕がある。これは、乗客にとっては誤乗車を防止できる効果的なサインとなっている。その意味ではヘッドマークより効果的と言えるかもしれない。
さて、このマークについての余談だが、写真に残したいと思って何度かチャレンジしたが結局これしか残せていない。というのも、金沢駅に到着すると同時に幕回しを始めてしまうからだ。かと言ってこれを撮るためだけに福井宿泊ということもなかなかできず・・・。そういった点で思い出深い列車の一つだ。
使用する車両は681系・683系の増結用編成で、3両固定となっている。写真に写っているのはしらさぎ用編成で、ブルーとオレンジのラインが入っている。なお、最近このしらさぎ編成のステッカーにぬりつぶしのグレーラッピングが施されているのが確認されている。
おそらく、その一枚下の層には特急はくたか号時代の「White Wing」というステッカーもしくはサンダーバードのステッカーが貼られているためそれを覆っているものと思われ、運用の変更に伴って多用途になるためしらさぎのステッカーを貼るのをやめたものと思われる。
この表示方法は見やすくてとてもいいと感じる。列車名が一目でわかり、行先表示も大きくてはっきりしている。JR西日本の車両に見られる、利用者に優しい一面としてありがたく感じる。