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特急A列車で行こう号のプチ・ストーリー
◆ 熊本駅~三角駅を結ぶ観光特急列車として2011年に設定された。キハ185系を使用して運転される現役の列車、特急A列車で行こう号。急行火の山号が入線しなくなってからというもの、すっかりローカル線と化していた三角線だが、なんと約30年ぶりに優等列車が設定されることになったのがこの列車。
36.5km、約40分の距離とはいえ、快速や急行ではなく特急が設定されたということで地元は大いに活気付いている。天草諸島下島の本渡港への定期船や上天草物産館「さんぱーる」へのアクセスバスにも接続しており、観光列車としても島民への足としても役割を担える存在だ。車両は特急あそ号などで使用されたキハ185系改造の専用車両を使用している。
◆特急A列車で行こう号のトレインマーク
・わずか2両の短い編成ではあるが、そこには楽しいエキスがギュギュっとつまっている。ボディーカラーはほぼゴールドとブラックのツートンで、ロゴマークもその部分の背景色によって文字が反転色となる。このA列車で行こう号は全席指定の定員84人ということで、2両編成にしても定員数がかなり少ない。
それは、A-TRAIN BARというカウンターバーが設けられていたり、ソファーの席があったり、普通車4人用ボックスシートがあったりと、とにかく2両編成によくこれだけ詰め込んだなぁという濃縮具合によるものだ。JR九州では水戸岡氏による設計が行なわれるようになってから特に、観光列車、また鉄道旅行の魅力が前面に押し出された、楽しい車両づくりが行なわれている。