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いさぶろう・しんぺい号のプチ・ストーリー
◆いさぶろう号・しんぺい号。愛称は2つに分かれているが、下り「いさぶろう」と上り「しんぺい」ということで、対になっている列車たちだ。
2004年3月に登場して以来、普通列車として13年間活躍してきたが、2017年3月に熊本発着の1往復がなんと特急に格上げされることになった。熊本~吉松の運転だが、人吉~吉松間は普通列車扱い。同時に登場する特急かわせみやませみ号とともに肥薩線の顔として特急設定される。一方で、人吉~吉松間だけを往復する1往復については普通列車のままで、特急と普通が同じ愛称で共存する現役のJR列車唯一の例となる。
肥薩線で最も険しい区間ともいえる人吉~吉松を走り、大畑ループ線などの見どころ満載な車窓を楽しめる。2016年3月26日ダイヤ改正からは1往復が熊本駅まで延長され、時を同じくして廃止された特急くまがわ号や区間短縮された九州横断特急に代わって名実ともに肥薩線のエースに。愛称の由来は、肥薩線開業時の逓信大臣であった山県伊三郎と、同じ頃に鉄道院総裁だった後藤新平にちなんだもの。
***画像提供:KOGANEturbo様(無断使用厳禁)
◆いさぶろう・しんぺい号のトレインマーク
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【HM登場】2004年3月
【HM引退】まだまだ現役!
【HM使用期間】年か月
・九州随一の難所区間、しかしながら日本三大車窓の一つとされる大畑ループ(おこば)を含む区間は見どころたっぷりで、ゆったりと楽しんでみたい路線だ。ループ配線は全国に数カ所見られるものの、その途中に駅があるのはここだけ(大畑駅)。ぬくもりのある木製のインテリアが特徴。
特急はやとの風号と人吉駅で接続がよく図られており長い待ち時間なく乗り換えができるので、組み合わせでゆったり楽しむ鉄道観光を味わってみたいものだ。この難所区間には急行えびの号・特急おおよど号などが走っていた時代があったが、現在はこの列車が唯一のネームド・トレインである。