長良川鉄道・観光列車「ながら号」のプチ・ストーリー
◆ 岐阜県の美濃太田駅と北濃駅を結ぶ長良川鉄道に2016年4月に導入された観光列車。既存の車両であるナガラ300形を2両(301号・302号:富士重工製)リニューアルして、ドーンデザインの水戸岡鋭治氏の手による車両デザインが施された。
それまでにも「ゆら~り眺めて清流列車」などのネームドトレインがあり好評ではあったが、今回のリニューアルにより予約制の特別な列車として仕立てられており、全く異なる性質の列車として登場。
参考記事:観光列車が変える鉄道と地域の未来
水戸岡氏による車両プロデュースは今やJR九州にとどまらず全国に広がっており、ローカル私鉄でもしなの鉄道の「ろくもん」や京都丹後鉄道の「丹後の海」などが話題となった。
水戸岡氏プロデュースの車両は「第一印象」のテイストがなんとなく似た感じがする列車と言われることがあり、なおかつ種車がそれらに劣ることからすると、どのようにして差別化を図り、「ここでしか味わえない旅」のテイストをアピールしていくかが課題と思われる。もっとも、実際に乗車すると地域性を活かした列車としての味付けがなされているに違いない。
車内空間には岐阜県産の木をふんだんに使用し、「もり号」と命名された301号はテーブル席・カウンター席・ソファ席(計38席)を備え、「あゆ号」と呼ばれる302号はテーブル席・カウンター席(計25席)を備えている。
車内写真はこちら⇒ 観光列車ながら号◆フォトギャラリー
長良川鉄道・観光列車「ながら号」のトレインマーク
決して華やかというわけではないロゴマークだが、漢字の「長」と「良」の形の共通点に注目して直線基調で仕立てたトレインマークとなっている。
車両先頭の貫通扉部分、またボディーサイドにも複数のマークがステッカー式で掲示されるようだ。さらには、このマークに添えて四角で囲われた「ながら」の文字もデザインされている。ボディーカラーに採用されているロイヤルレッドの深み、そして文字と円のゴールド、バックの黒が高級感があって綺麗なコントラストを映し出す。
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この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。