特急いしづち号◆ヘッドマーク事典(2024-05) | HM事典新館
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特急いしづち号◆ヘッドマーク事典(2024-05)

特急いしづち号ヘッドマーク
特急いしづち号ヘッドマーク(前期)
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◆特急いしづち号のトレインマーク

トレインマークに描かれているのは名前の通りの石鎚山(標高:1982m)。山裾の方には黄色く風らしきものが描かれている。

関係あるのかは定かでないが、この山によって四国瀬戸内側の台風被害が少ないと言われている。強風をも受け止めて遮ってくれる頼もしい山のイメージを表現しているのかもしれない。

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L特急いしづち号・前期型ヘッドマーク

特急いしづち号ヘッドマーク

特急いしづち号ヘッドマーク(前期)

【HM登場】1988年4月
【HM引退】1990年11月
【HM使用期間】2年7か月

トレインマークの左上にシンボルマークが描かれている通り、登場した時には「L特急」として設定されていた。現在でも運転本数は多いのだが、JR四国がL特急の種別を廃したため、通常通りの「特急」となっている。

特急いしづち号LEDヘッドマーク

特急いしづち号LEDヘッドマーク

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最近では8600系電車の投入によってLED式のトレインマークも登場するようになった。8000系電車では前面の列車名表記も全く廃されていたのだが、こうして再び表記が見られるようになったのは嬉しい兆候である。

石鎚山のデザインがかわいく円形にまとめられていて、その下に列車名が添えられる形を取っている。

LEDは味気ない表示だという意見ももっともではあるが、多言語表示切替に対応するなどの長所もあり、将来的にはフルカラーLEDへの変更改造の可能性も期待しつつ動向を見守りたいところだ。

ちなみに、この8600系においては日本語・ローマ字の表示切替が行われている。

特急いしづち号後期型ヘッドマーク

特急いしづち号後期型ヘッドマーク

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【HM登場】1990年11月
【HM引退】2016年3月
【HM使用期間】25年4か月

エジプトのピラミッドにも見えるこのマーク、何を伝えたいのかよくわからないマークのひとつに挙げられるだろう。その一方で、列車名がはっきりとして読みやすい点については評価できる。当時の報道によると「石鎚山と豊かな自然」を表現したものだという。

1990年11月に一斉採用された「抽象画タイプ」のヘッドマークが長らく活躍してきた。2016年3月に2000系が運用を外れるまで続いたのでなかなか長寿マークだったと言える。

※緊急代走などにより、その後も登場するケースあり。
例:2020/1/8(低気圧接近による本四備讃線運転見合わせの影響)

特急いしづち号のプチ・ストーリー

◆ 高松・新居浜~伊予西条・松山を結ぶJR四国の特急いしづち号。2両または3両の短編成が中心となる特急だが、その多くは岡山発着の特急しおかぜ号との併結運転。

瀬戸大橋線の開通とともに誕生した特急いしづち。高松から松山方面へはもともと特急しおかぜ号が走っていたのだが、本州~四国連絡特急のイメージがあまりにも強かったため、岡山発着の列車をしおかぜ号とし、従来のしおかぜ号の区間に新しい名前をつけた、その列車がいしづち号。それは、土讃線の特急南風号と特急しまんと号の関係と同様だ。

貫通型の顔は平面のキャンバスの様にも見える。

貫通型の顔は平面のキャンバスの様にも見える。

長らく、8000系電車と2000系気動車という運用の混在が珍しい状態が続いたが、8600系の追加投入と松山駅での系統分離を実施した2016年3月ダイヤ改正より2000系気動車の仕様は終了し、気動車は特急宇和海号に集約された。

ラッピングに積極的なようで、アンパンマン列車のラッピングの他、台湾の車両デザインに合わせたカラーも登場したりしている。

(画像提供:Koganeturbo様)

特急いしづち号・アンパンマン列車

(画像提供:3071レ様・ 無断使用厳禁)

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