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臨時特急ニセコ号のプチ・ストーリー
◆ 函館~札幌を函館本線(通称:山線。小樽・倶知安経由)経由で結ぶ臨時特急ニセコ号。
JR北海道では定期特急列車が走らなくなった山線に時折臨時特急を設定してきた。過去には特急北海号が走っていたのと全く同じ区間設定であるが、安定した需要がある路線ではないのでイベント的な列車またはスキー・リゾートなどを目的とした臨時列車となっている。2012年から2015年にかけての足かけ4年間は特急ヌプリ、またはそれに特急ワッカを組み合わせた設定で、一部小樽発着であったりもしたが、毎年設定されてきた。
そして、2016年の夏からは往年の名列車の愛称を再び起用して特急ニセコとして2年続けての設定が行われた。
※画像提供:タケちゃん様
臨時特急ニセコ号のヘッドマーク
とりわけ2017年夏は、前年夏や本年冬に使用されたニセコエクスプレスのキハ183系5000番代ではなく、全廃がすでに計画・発表されているキハ183系初期型車両の最後の活躍がこの列車でみられることから大いに注目を集めている。
この車両の場合、従来からの特急ヘッドマーク表示窓が大型で、プレスリリースによると昔の急行ニセコ号の14系客車時代のテールマークと同じデザインで表示されるゆえ、往年のファンの期待は大いに高まっている。
この夏限り実現する、希少なシーンを目に焼き付けておきたいものだ。
【臨時特急ニセコ号の時刻表】
★札幌 7:57 ⇒
手稲 8:10/8:10 ⇒
小樽 8:40/8:44 ⇒
余市 9:07/9:15 ⇒
倶知安10:01/10:04 ⇒
ニセコ10:17/10:18 ⇒
昆布 10:28/10:29 ⇒
黒松内11:06/11:07 ⇒
長万部11:27/11:35 ⇒
森 12:19/12:20 ⇒
鹿部 12:36/12:37 ⇒
新函館北斗12:57/12:58 ⇒
函館 13:15 到着
★函館 13:15 ⇒
新函館北斗14:18/14:19 ⇒
森 14:57/14:57 ⇒
長万部15:47/15:58 ⇒
黒松内16:17/16:18 ⇒
昆布 16:55/16:55 ⇒
ニセコ17:06/17:13 ⇒
倶知安17:27/17:33 ⇒
余市 18:17/18:17 ⇒
小樽 18:38/18:48 ⇒
手稲 19:13/19:14 ⇒
札幌 19:27 到着
使用されたニセコエクスプレスについて
◆ニセコエクスプレスのトレインマーク
ニセコエクスプレスのヘッドマークは横長タイプの愛称幕表示窓で、極太ゴシック系イタリック・フォントでNisekoと表示されるのが基本形。
◆ニセコエクスプレス車両の画像
画像提供:♪An’s Railway memo☆様
画像は特急ニセコ号としての運転ではないが、この車両での運転となる。3両編成中1両が自由席の設定、2両が指定席となる。
車内販売がどんどんなくなり、途中駅の駅弁を食べる旅というのはなかなか難しくなってきているがこの列車の晩年、上り(函館行き)では事前予約によってホームで受け取る駅弁購入ができるようになっていて、そうした旅の楽しみを味わえる貴重な列車だった。