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ニセコエクスプレスのプチ・ストーリー
◆JR北海道が保有するジョイフルトレインで、1988年12月に登場した。老朽化し始めていたアルファコンチネンタルエクスプレスに代わる存在として企画され、現在に至るまで活躍している。ジョイフルトレインとしては珍しく「改造車ではなく新製車両」として登場した。形式はキハ183系5000番代を名乗っていた。
しかし、修理部品の調達が難しくなったためついに引退が発表されてしまった。「一点物」であることが仇となったかっこうだ。
ラストランイベントも実施された。2017年10月29日(日)、11月3日(金)、4日(土)で、札幌~(函館本線)~蘭越で運転されたのが見納めとなった。
◆ニセコエクスプレスのトレインマーク
ニセコエクスプレスのヘッドマークは横長タイプの愛称幕表示窓で、極太ゴシック系イタリック・フォントでNisekoと表示されるのが基本形。鮮やかな紺色の背景にインパクトある白い文字が力強く、スタイリッシュな印象だった。
一時期は全日空とのタイアップ企画の「ビッグスニーカー・トレイン」により「ANA」という前面表示で固定の時期もあった。
残念ながら晩年はいずれの表示もなされず「白幕」のままの姿が基本になっていたようで愛称幕のマークが再び現れることを再び見たいものだと思っていたところ、ラストランイベントではおそらくシール形式で「Niseko」の表示が出されていた。状況からするとすでに愛称幕での表示ができない、あるいは存在しなくなっていたものと思われる。
◆ニセコエクスプレスの画像集
2003年12月から7年間は北海道日本ハムファイターズのラッピング車両となっていた同車だが、2010年12月の検査出場後は元のカラーリングに戻された。エンブレムや先頭のサインがなくなってしまっている。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には ニセコエクスプレス号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。