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急行シュプール白馬・栂池号のプチ・ストーリー
◆ 関西と北アルプスの大糸線北部区間を結ぶシュプール号の代表格、シュプール白馬・栂池号。JR東海のエリアを通ることなく北陸本線を北上した後、糸魚川から大糸線を南下して南小谷・白馬を結ぶスキー専用列車だった。
大糸線北部は非電化路線であるため「電車」を使用するのではなく、客車と気動車のバリエーションが非常に彩り豊かだった。国鉄色の14系や20系に始まり、頂点に立つ「サロンカーなにわ」、「ゆうゆうサロン岡山」他にはシュプール&リゾート編成も見ることが出来た。気動車でも特急型の181系に加えてエーデル編成やゆぅトピア編成なども登場した。
マニアからの注目を集めたのは、客車編成において設定されたDE10のプッシュプル。それは機回しが困難な設備上の問題を解消するためだった様だが珍しい光景だった。
出発地については京阪神にとどまらず、岡山や和歌山にも足を延ばしていた。京都までは比較的細かく停車し、京都~南小谷間は客扱いなしということで、文字通りスキー専用列車だった。シュプールバスの乗り継ぎ駅は白馬・南小谷。
急行シュプール白馬・栂池号のヘッドマーク
JR西日本仕様のシュプールのキャラクターである「ゆきまる君」が描かれた可愛いデザイン。滑っていないキャラクターが描かれるのは珍しい。このマークはキハ181系などに使用された。