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超快速スノーラビット号のプチ・ストーリー
◆越後湯沢駅~直江津駅を結ぶ速達列車として2015年3月ダイヤ改正から登場した北越急行の列車。北陸新幹線・金沢開業に伴って北越急行線経由(越後湯沢駅~金沢駅)の特急はくたか号が廃止となり、首都圏と北陸方面の人の流れが大きく変わった。北越急行としては旅客収入の大半が奪われる格好となり、当初から予想された状況ではあったが経営上かなり厳しい状況に立たされた。そんな窮地を打開する策として考案されたのがこの超快速スノーラビット号だ。
話題づくりで成功したというだけでなく、2016年3月ダイヤ改正では1本増発されるというくらい、「知る人ぞ知る優れた列車」として認知されつつある。もっとも、北越急行としてはこの列車で収益を大きく上げるというよりも知名度を上げるための広告塔としての役割も大きいという。
「表定速度」。越後湯沢~直江津間84.2 kmを走る最速所要時間が57分。それで表定速度は88.6 km/hとなり、追加料金不要の列車として日本一速い列車ということができる。とりわけ、自社路線であるほくほく線内(六日町~犀潟)に限定すると99 km/hという驚異的な表定速度に達する。
超快速スノーラビットのトレインマーク
この列車にプレートなどのトレインマークは存在しない。あるのはLED愛称表示器による表示だけだが、「超快速」の下に「“Cho”」と書かれたユニークな一面も感じられる。また、スノーラビットの文字の部分は斜体になっていて、スピード感を表現できている。