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WEST EXPRESS 銀河号のプチ・ストーリー
◆ ウエストエクスプレス銀河号は、クルージングトレインであるトワイライトエクスプレス瑞風号とは別ジャンルの「お手頃・リーズナブルな夜行列車」として設定できる車両として開発された。1980年代に京阪神を新快速として第一線で走っていた117系を改造して作り上げられた。2020年5月8日(金)に運行を開始する予定だったがコロナ禍の影響により延期されていた。9月11日、逆境の中でデビューした。
運行頻度は京都・大阪~出雲市で週に2往復程だという。列車の運転時は沿線の特産品の販売や伝統芸能の披露など、車内外で様々な「おもてなし」が行われる予定。
「銀河」という名称が含まれているが、東京~大阪を結んでいた寝台急行銀河号の現代版というようなビジネス客を主な対象とした位置づけではなく、「乗ることが目的の列車」だ。車体カラーの瑠璃紺(るりこん)色は、西日本が誇る美しい海や空を表現しているという。
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株式会社イチバンセン代表の川西 康之氏がデザインを担当した。川西氏はえちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花」のプロデュースでも知られている。
※画像提供:つつみだつちお様(無断転載厳禁)
時期ごとに変わるウエストエクスプレス銀河の運転区間
夜行運転の実施後しばらくすると、大阪~下関を走り昼行の特急列車として設定する。そして、その後はまた別の区間が設定されるという。
現時点で明らかになったのは、2021年夏から秋は、京都~新宮で、新宮行きは夜行列車として、京都行きは昼行列車として運行する予定が立てられていること。
ウエストエクスプレス銀河号のヘッドマーク
西日本エリアの魅力的な地域を「星」に見立て、その星々の間を列車が移動する様子を曲線でデザインすることで、「ウエストエクスプレス銀河」が魅力的な地域とお客様を結ぶ列車であることを表現している。この楕円形のヘッドマークは先頭部分に飾られているものだが、ボディーのサイドにも同様のロゴマークが大きく描かれていて列車の魅力を引き立てている。
この列車はずっと一定の区間だけに設定されるのではなく、山陰であったり、山陽であったり、と期間ごとに変わっていくということなので、そういう意味でもぴったりの名称&マークと言えそうだ。