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寝台急行銀河号◆ヘッドマーク事典

か行

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寝台急行銀河号のプチ・ストーリー

◆ 寝台急行銀河号。 東京~大阪を結ぶ寝台急行列車として2008年まで運転されていた。運転区間のほとんどが東海道新幹線と重複する厳しい環境化にありながら近年まで存続していたのは、ビジネス需要にマッチしたポイントだが新幹線の始発列車よりも早く現地入りできることと、特急に使われていた車両をいち早く使用するパターンで、急行料金のお得感が感じられたからだろう。

しかし、のぞみ号の登場によって高速化により到着時刻の差はどんどん縮まったため、夜行列車に乗ることを選択する人が少なくなってしまったのだろう。そしてセールスポイントだった特急設備も老朽化により快適とは言いがたくなってしまった(乗客の求める質が贅沢になったともいえるが)かもしれない。そしてそれを置き換える車両はもうなかった。

画像提供:Teru-t2様(無断使用厳禁)
東海道夜行急行という観点で見ると、最初に登場したこの急行銀河の後、彗星、あかつき、明星、月光、金星、すばる、といった寝台専用急行が続々と登場したが、東海道新幹線の開業・増発により短期間でほとんどが撤退。銀河とともに残っていた明星も銀河に統合され、名実ともに急行銀河こそが本家であることが証明されたかのようだった。

◆寝台急行銀河号のトレインマーク

◆ 20系時代の大きな、とっても印象的なテールマーク。20系でイラスト・トレインマークが用意された列車としてはおそらく最初のもの。1980年代初頭には上野口のごく一部を除いてボンネット特急にも絵はなかったので、きっとその当時の東海道線では一番大きなサイズの絵入りトレインマークだったのではないだろうか。

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【HM登場】1980年7月(日時不明)
【HM引退】1985年3月13日

◆ 14系客車が使用され、やがて24系25型を使用するようになった急行銀河号だが、14系化に際してテールマークも変化した。基本デザインに変更はなく、少々背景と文字の大きさのバランスなどに変更が加えられたにとどまる小変更だった。とはいうものの、夜に見る印象は照明用光源の違いによってずいぶん異なるものだった。

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【HM登場】1985年3月14日
【HM引退】2008年3月15日

 

急行銀河・幻のヘッドマークとテールマーク

◆ さて、もう一つ「幻のヘッドマーク」とも呼ばれる、機関車用のヘッドマークが存在する。営業運転で使用されたことがあるのかどうかは不明で、あるとしてもイベント的な使用にとどまっていたと思われる。デザインはかつて戦後に使用された行灯型のテールマークに準じたもので、しかしながらレギュラー使用が検討されたことは間違いないようで、1980年に制作された正式な図面も存在していた。

寝台急行銀河号、幻のヘッドマーク

戦後の時期に使用された行灯型のマークについては、1・2等車のみで構成された「特急並みの設備」の列車としての誇りを感じさせる存在だったようだが、当時の状況からして需要に見合ったレベルの列車ではなかったようで、わずか9日で3等車を含む編成に変更されたという。それと同時にマークも取り外されたといわれており、それが事実なら「定期列車としてのトレインマーク最速引退記録」(期間限定用マークを除く)かもしれない。(確認中)

◆寝台急行銀河号の画像集


・20系車両がまだまだ現役で、様々な夜行急行に使用されるようになったり、まだまだ臨時特急などにも使用されていた1985年3月14日ダイヤ改正から、寝台急行銀河号にはいち早く特急形客車14系客車が使用されるようになった。20系に愛着があった人も多く、テールマークのサイズが小さくなって物足りなく思ったりしたが、それでも東海道本線の影のエースの様な扱いを受けていることは嬉しく感じた。ちなみに、その改正に際して寝台急行天の川号が廃止となり、全車寝台の夜行急行としては唯一の存在となった。付け加えれば、全車寝台の20系定期夜行急行としては他に寝台急行新星号があった。

ginga2

1981年9月、夜の大阪駅で出発を待つ上り急行銀河号は、電源車を最後尾に従えた編成(右下の画像)。14系や24系のブルートレインより深い紺色ですごくかっこよく見えたのを思い出す。そして何より大きなテールマークの輝き。走り去る列車の最後尾に青と黄色のテールマークの光、二つのテールランプの光が煌々と輝き、深い旅情を感じたことを今でも思い出す。寝台特急カシオペアのE26系をみるとこの20系のデザインと少し似ている気がする。

ginga3  大阪に到着したばかりの下り急行銀河号最後尾(左上)。20系の最後尾のこの大きな窓は景色を眺めていられる最高の空間だった。ものすごく興奮を感じた。後に続くブルートレイン形式、14系や24系の最後尾でもこんなに大きな窓はなく、すごく贅沢だったと思う。


大阪駅3番線ホームに到着した急行銀河号は、2番線で出発を待つ山陰本線経由博多行き特急まつかぜ号とひとときのコラボレーションを楽しんでいた。実際の利用状況まではわからないが、東京から山陰方面へのリレーに最適な組み合わせだっただろう。

さすがに急行銀河号を牽引するEF65にヘッドマークが取り付けられることは最後までなかったが、十分に寝台特急に負けない威厳を誇っていたように思う。

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