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ALFA-Xのプチ・ストーリー
◆ ALFA-XとはJR東日本が次世代新幹線の開発を進めるための試験プラットフォームとして設計・製作を進めている車両。「Advanced Labs for Frontline Activity in rail eXperimentation」の各文字を集めよせて作り出した愛称で、「最先端の実験を行うための先進的な試験車」を意味しているそうだ。
10両編成で2019年5月登場。
試験車両だけのことはあり、「ALFA-X」の1号車・10号車となる各先頭車両は形状が異なっていてトンネルに入る時の圧力波を抑制するための研究を二通りの形状によって進める。
ALFA-Xの走行試験の進展
2020年10月28日未明に行われた報道向けの試乗会において、時速382Kmを記録した。それまでの試験走行ですでに400Km超えを達成しているが、この試乗会での記者たちの感想の多くが「これほど速くてもいつもの新幹線のような感じだった」というもの。期待される高速安定走行に向けて順調に進んでいるとみて良さそうだ。
ALFA-Xのロゴマーク
クロス状の側帯の⾓度に合わせて整えた字体は、ALFA-X の特徴であるIoT やAI 等のデジタルなイメージを表しています。
⽔平ラインと右上がりのラインに段々と明るくなるグラデーションを⽤いることで、新幹線らしいスピード感と、先進的な技術を採⽤した新幹線が明るい未来につながることを表しています。
JR東日本プレスリリースより
ALFA-Xの試運転が始まった!
2019/5/18・夜
試運転列車・下りのスタートとなる仙台駅。まずは入線シーン。
そしてE956出発。
2019/5/12・夜
下りの、E956形試運転動画。東北新幹線古川駅の北側、江合川堤防にて撮影。
印象としては、鉄道模型のジオラマを見ている感覚で、騒々しくはなかった。もしかしたらまだ試運転が始まったばかりで、スピードは徐々に上げていくのかもしれないが、この感じだと特急貨物のほうがよっぽどうるさく、そして長く感じるのではないだろうか。
これからの新幹線車両としてはまず合格点なのではないかと思う。
2019/5/13・朝
上りのE956高速試験。
新幹線高速試験運転は午前5:00には終了しているはずだが、始まったばかりのこの日は5時を過ぎてからの通過となった。
この試運転はこれからもしばらく続いていくことがすでに知らされている。
※日本海ファクトリー 特派員1号さん 撮影(冒頭の写真も)