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快速湯けむり号のプチ・ストーリー
◆ 仙台~新庄を結ぶ臨時快速列車、快速湯けむり号。快速リゾートみのり号が定期運用を外れた後の2020年7月23日から設定され、仙台からの観光客を乗せて奥の細道湯けむりラインを行く。
経路となる陸羽東線は鳴子温泉郷の5つのうち4つを駅として抱えており、それぞれに停車する。(川渡温泉、鳴子御殿湯=東鳴子温泉、鳴子温泉、中山平温泉)。また、山形県に入っても駅名になっている赤倉温泉や瀬見温泉、そしてさらに最上温泉や大堀温泉などもあり、隠れたところも含めるとまさに「湯けむりライン」と呼ぶにふさわしいところを行く列車だ。
2021年4月~6月の東北DC(デスティネーションキャンペーン)に合わせて、4/17からキハ111形&112形-3による南東北の祭りラッピング車両による運転が行われている。この0番代は盛岡から転属してきたもので、リクライニングシートを採用した車両。古い言い方をすると急行型車両の名残のような車両である。
前面の下部のスカート部分が3本パイプのスカートになっているのが特徴の一つだ。正面のデザインはキハ110標準色でデザインされているがサイドは一転してカラフルな装いだ。
リゾートみのり引退から少し寂しくなっていた陸羽東線だが、少しのにぎわいを見せてくれることだろう。
※ 詳しくはJR東日本・仙台支社HPで
快速湯けむり号のトレインマーク
初期トレインマーク
このデザインを見て、気付く人はすぐに気づくだろう。これまで陸羽東線で活躍してきて2020年、12年目にして引退となるリゾートみのり号のフロントフェイスのデザインである。実物では鈍角三角形の部分はもう少し赤みの強い「銅」っぽい色合いなので、そこまで凝って欲しかった気もするが、でも惜別の思いを表すには十分のデザインではないだろうか。
もう一つ、細かいことを言うと、ローマ字書きの「yukemuri」の文字フォントはおそらくリゾートみのり号の「minori」と同じものと思われる。m・r・iが共通となっているが、同じ形をしているからだ。
トレインマーク公募2022
2022年4月から期間限定でヘッドマークを公募デザインで掲げることになり、幼児・小学生・中学生・一般の4部門で8つのデザインが選ばれた。このたび沿線住民ということで応募資格があったため応募させていただいたところ、採用となったのでここでそのデザインをご紹介したい。
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】2022年5月22日
【HM引退】2022年6月26日
(期間限定)
【HM使用期間】1か月
仙台~陸羽東線経由~新庄というルートを考えると宮城県要素と山形県要素を含めたいという意味合いを込めて、共通要素である「温泉」、宮城色の強い「三日月形とこけしの顔」、山形色の強い「小国川のアユ」が描かれている。列車名のフォントは国鉄特急イラストマークに準じたフォントになっている。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 快速湯けむり号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。