⇒ 快速こがねふかひれ号のデータファイルはこちら
快速こがねふかひれ号のプチ・ストーリー
◆ 仙台~気仙沼を東北本線・石巻線・気仙沼線経由で結ぶ快速列車として2010年12月26日まで運転されていた快速こがねふかひれ号。美しい南三陸の海岸を眺望する列車として人気があった。
以前グラシアとして活躍していたキロ59型を普通車扱いのキハ59型に変更した「こがね」号車両(小牛田車両区所属)を使用し、主に観光を目的とした快速列車こがねふかひれ号として運転していた。同路線を走っていた快速南三陸号とは目的が異なる列車だった。
◆快速こがねふかひれ号のトレインマーク
考えてみると、この快速こがねふかひれ号が走っていた、まさにその気仙沼線が東日本大震災で津波の直撃を受け、当面の措置としてBRTによる運転再開となり、鉄道としての復旧をついに断念してしまった路線だ。
南三陸町(志津川駅など)、気仙沼市(南気仙沼駅その他多数)の駅が流失した。こがね号が帰ってくる日は来なくても、気仙沼線のあの美しい鉄道風景が帰ってくる日を願い続けたい。
◆快速こがねふかひれ号の画像集
2010年12月25日、廃止前日の快速こがねふかひれ号。小牛田駅に入線してきたところを撮影した。
キハ59形として残りわずかな貴重な存在であり、車両のエクステリアの高級感も相まって、ファンからは惜しまれつつの引退だった。その後、車両はフィリピンにおいて使用したいとのことで譲渡されていった。
下は気仙沼駅にて撮影された編成まるごと写真。以前は全車グリーン車だっただけあり、スタイリッシュなエクステリアが光っている。快速にしておくのはもったいないなんて思ったりしたものだ。
*画像提供:トレインブックス 様 (無断使用禁止)
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。