⇒ 快速くびき野号のデータファイルはこちら
快速くびき野号のプチ・ストーリー
◆ 新井~新潟を結び、信越本線の新潟県内区間を走る快速列車として活躍してきた快速くびき野号。12年にわたって特急型車両が使用されてきたが2015年3月14日ダイヤ改正でついに廃止された。北陸新幹線金沢開業により、上越妙高駅~新潟駅を結ぶ特急しらゆき号が新設されるのだが、実質的後継列車となり格上げのような形となる。もっとも、新幹線と在来線の乗換駅となる上越妙高発着ということで、新幹線リレー的な特急なので性格はずいぶん異なる。
元をたどると2002年12月1日ダイヤ改正で、特急みのり号が廃止され、実質的格下げ列車として、快速くびき野号が新井~新潟間に登場し3往復設定されていた。6号の直江津⇒新井は普通列車で運行。直江津~新潟 間では停車駅が非常に少なく、この区間で重複する特急北越と比較しても、宮内駅の1駅しか停車駅に違いがない。もっとも、設定速度の違いにより所要時間は10分程度余計にかかる。
全国的に知られ、人気が高かったT18編成が運用に就くこともたびたびみられ、末期には大勢の愛好家たちが追いかける対象だった。ちなみに、T18編成の先頭車両クハ480-1508が引退後新津鉄道資料館に展示され、往年のファンたちに大いに歓迎されている。
※写真提供:歩王のれっつらご~ 様ほか
◆快速くびき野号のトレインマーク
イラストは入っていないのでシンプルではあるが、背景がグリーンなのでかなり遠くから見ても何となくこの列車だと識別できるものだった。
共通運用の特急北越号は水色ベースなのではっきりと見分けられるのだ。
ちなみに、上沼垂色の485系という点からすると過去においては特急いなほ号とも共通でトレインマークの色合いも近かったのだが、運転区間の中で新潟駅だけが接点なので、ほとんど問題にはならなかったようだ。特急いなほでの485系運用はすでに終了している。
方向幕は国鉄の香いっぱいのものだが、少々左右の配分に違和感があった。一般的な表示では左右が1:1の比率ではなく「行き先(右側)」の方が大きくとられている印象だったのだが、この表示は快速列車の名称を印象付けたかったのか、このようになっている。なんとなく「新井」の文字が窮屈そうに見えるのはそのせいだろう。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 快速くびき野号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。