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特急谷川号のプチ・ストーリー
◆ 上野～水上を結ぶ特急列車として1997年まで在来線で運転されていた特急谷川号。特急草津号や特急あかぎ号と併結する時の14両編成は迫力満点だった。
登場した1982年当時、同区間には急行ゆけむり号が設定されていて、輸送力改善を図るために特急を新設すべく185系が投入されることになった。しかし、車両の調達がまだまだ十分でなかったため急行ゆけむり号と特急谷川号が並行して活躍する時期があった。
2年半ほど経過した1985年3月からは、すべて特急格上げが完了し「新特急谷川」としてそれまで以上にカジュアルな特急となったが、それは転換クロスシートという設備面でのカジュアルさも影響していたと思われる。（1995年からはリクライニング化開始）。
1987年までは季節特急新雪号が走っていて、活躍時期が重なっていたこともあったが、あまりにも季節に左右される名前だったからか廃止されて、谷川号に役割をゆだねることとなった。
だが、1997年に愛称をひらがな表記に変更して上越新幹線に採用され、「新幹線たにがわ号」となって現在に至っている。その際、特急谷川号が走っていた在来線区間を少々短縮して新たに特急水上号が設定されているのだが、イラスト・トレインマークにはほぼ同じものが文字を入れ替えただけで採用された。
◆特急谷川号のトレインマーク
特急谷川号ヘッドマーク（デビュー時）
L特急谷川号のヘッドマーク
（画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク）
【HM登場】1982年11月15日
【HM引退】1985年3月13日
【HM活躍期間】2年4か月
1982年に登場した頃のイラスト・トレインマーク。その後1985年には新特急という新しい区分が出来たため、谷川の文字が右の方に寄り、左の方に新特急という文字が入った。使用した車両はほぼ一貫して185系200番代。「新特急」群のスタンダードなスタイルを踏襲していた。特急谷川号が在来線から新幹線に移行した後、特急水上号が設定されるに際し、ほぼこのままのデザインを踏襲して文字だけを入れ替えたトレインマークが用意され、183系を使用する時に使用された。
新特急谷川号ヘッドマーク
新特急谷川号ヘッドマーク
（画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク）
【HM登場】1985年3月14日
【HM引退】1995年9月ごろ
【HM活躍期間】10年6か月くらい
新特急群の象徴とも言える185系200番代で運転された、特急谷川⇒新特急谷川。新特急になる際に、デザインのコントラストがアップしたように思われる。
新特急谷川号ヘッドマーク（EXPRESS185）
（制作中）
【HM登場】1995年9月ごろ
【HM引退】1997年9月30日
【HM活躍期間】2年0か月くらい
