ホリデー快速富士山号のプチ・ストーリー
◆ 新宿~河口湖を結ぶ臨時快速列車で、ほぼ通年で土休日に運転されていたホリデー快速富士山号。その名の通り富士山観光にぴったりの列車でJR線と富士急行線を直通運転する利便性の高い列車だった。特急券不要で乗車できることから、多くの観光客に支持された。
末期の車両はE257系5両編成だったが、その前は国鉄特急型の183系を使用してイラスト・ヘッドマークも採用されていたことから鉄道ファンの人気も高い列車のひとつだった。
2019年3月10日の運転をもって廃止、16日ダイヤ改正以降は特急富士回遊号にバトンを渡した。
ホリデー快速富士山号のヘッドマーク
このヘッドマークのデザインは葛飾北斎の「凱風快晴」(赤富士)と呼ばれる作品の富士山の姿をベースに湖面に映る山影を描いたものである。
その凱風快晴の視点は富士吉田ないしは三つ峠と推測されており、ホリデー快速富士山号の運行経路からしても適切な選択だったといえる。
山の背景のグラデーションも美しく、デザインの調和と輝きを感じられる仕上がりになっている。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には ホリデー快速富士山号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。