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寝台特急あけぼの号◆ヘッドマーク・テールマーク・ロゴ事典

寝台特急あけぼの号テールマーク
寝台特急あけぼの号テールマーク
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◆寝台特急あけぼの号の画像集

もう存在自体が過去帳入りしてしまったブルートレイン。その中でも国鉄時代から残り定期列車として走り続けて最後まで頑張った特急あけぼの号。このページ先頭の画像(特急つがると並ぶEF81の画像)は青森駅にて撮影したもの。かつては上野行きと大阪行きの寝台特急が次から次へと入ってきては出発していた青森駅も、この2011年12月時点ではこの特急あけぼの号と寝台特急日本海が残っていたが、日本海は2012年春のダイヤ改正で臨時列車化されたため「最後の一本」となった。現在の主役となっているのは秋田方面への特急つがる、新青森~函館の特急白鳥など、比較的短距離の特急たちである。

いつ見ても旅情を掻き立てられる存在なのが“夜汽車”。そんな雰囲気を一番感じられるのがやっぱりブルートレインではないだろうか。夕闇の中に浮かび上がる赤いランプとテールマークの輝きに、まるで「旅に出よう!」と手招きされているような、何とも言えない気持ちが湧いてくる。

画像提供:YOMPAQ様・kogane-turbo様・大澤達也様

1997年までは福島まで東北本線を北上していたブルートレインあけぼの号だが、その途中の黒磯までが直流電化区間ということで、このEF65PF機が牽引していた。同じEF65PF機であっても、この赤い塗装のスーパーエクスプレスレインボー専用色はかなり印象が異なる。当のジョイフルトレインは廃止になってしまったが、機関車は今なおそのままのカラーを保って走る。(1019号機は廃車、1118号機が現存)。

ちなみに最終形態としては同じ直流区間ではあっても勾配に強いEF64が直流区間(高崎・上越線方面)を牽引していた。

客車列車の旅ならではの醍醐味のひとつは「機関車交換」だ。列車によっては海底トンネル専用機関車だったりするが、直流・交流の単なる電源方式の違いによる交換も見られる。

末期でもEF64 1000番代からEF81への交換が行なわれていたが、写真のように交流区間のエースだったED75が使用されていた時代もあった。実際、東北本線や奥羽本線などでブルートレインというとこの機関車のイメージが強い。

運転経路がいろいろと変更になった寝台特急あけぼの号は、末期の長岡回りでなく福島~奥羽本線経由~秋田~青森だったころはED75形700番代に牽引されていた。この経路は東北本線寝台特急はくつる号や常磐線経由寝台特急ゆうづる号よりもかなり遠回りのような印象を受けるが、意外にも距離的にそれほど大きな差はない。 しかし、奥羽山脈の山越え区間があるため、所要時間の面では大きな違いを生じさせた。

あけぼの号の歴史を語るうえで特異な存在としてはずせないのが非電化区間での運転。DE10に牽引されて陸羽東線を経由していた時代だ。鳴子温泉~新庄の豪雪地帯を小ぶりのディーゼル機関車DE10が進んでいく姿はなかなか他ではお目にかかれないものであったし、そのヘッドを飾る「行燈型ヘッドマーク」が光り輝くところもブルートレインとしては他に類を見ないものだった。

多客期には583系電車寝台車両を用いた「あけぼの81号・・」という列車も、トレインマークつきで走っていた。

当時の上野駅はこうした夜行列車が増発されなければならないほど、オンシーズンには大賑わいだった。さて、当時よりはずいぶん短い6両編成で、2012年年末に583系あけぼの号が走った。イベント的要素が強い列車とはいえ、こうした復活劇はファンにとってうれしい。

昔ながらの方向幕。国鉄フォントで描かれるこの表示は懐かしさがこみ上げてくるノスタルジック・アイテムのひとつだ。

⇒ 「寝台特急あけぼの号の写真集」あまのがわ写真館より

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